ガスとオール電化の比較について
ガスにしようか、オール電化にしようかと悩んでいる消費者はとても多いはずです。
比較すると、それぞれメリット、デメリットがあるのです。
まず、導入するときに必要なコストは、ビルトインコンロ、給湯器などの設置費用がガスは50万円程度ですが、オール電化の場合は、IHクッキングヒーターやエコキュートなどの設置費用が50万円から100万円かかります。
しかし、ランニングコストはオール電化の方が安くなります。
割引率が高い深夜電力を使うことが出来るためです。
但し、この金額は太陽光発電を利用したり、光熱費の値上がり値下がりによっても大きく異なってくるので、注意が必要です。
また、オール電化では直火で調理をしたりすることが出来ませんが、それが出来るということはメリットとなる一方、安全性の面でデメリットにもなります。
オーブンの火力は電気でまかなえないものがあるので、パンやお菓子などをよくつくる家庭や、オーブン料理をつくる家庭は、電気のみにすることはやめた方がよいでしょう。
オール電化について考える
オール電化にすると光熱費が安くなるメリットがあるので人気を集めており、新築の物件でも年々増えています。オール電化は、家の全ての熱源を電気でまかなうシステムです。最近の給湯器にはエコキュートという電気温水器が使われます。電気料金の安い深夜の時間帯に高温のお湯をタンクに作り置きし、昼間はそのお湯を水で薄めながら利用するシステムです。屋根の上にソーラーシステムを設け併用する方も多くいます。また、ガスの代わりにはIHヒーターが使われます。ガスと違い炎による上昇気流が発生し無い為、空気が汚れにくく、油汚れもガスより少なくてすみます。天板もフラットですので、ガス台のようにゴトクなどを掃除する手間が省けて、清掃面でも楽になるメリットがあります。また、火を使わないので、小さなお子様がいてもガスより危なくない利点もあり、主婦層にとても喜ばれている商品です。深夜電力が安い理由として、原子力発電が大きく関係しています。水力や風力、ソーラー発電は天候に左右されやすく、ソーラーに至っては昼間のみの電力供給となります。しかし、原子力発電は一日中、一定の発電量を行います。電気をよく使う昼間は需要がありますが、使用量が少ない夜は電気があまる傾向にありました。夜の電気使用量をあげたいと考えた電力会社が、安い深夜電力プランを作り、オール電化住宅が普及し始めたのです。今では、エコで快適で節約できると大人気の住宅となりました。
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Last update:2023/12/4